老人ホームでの必要な物とは

自宅での介護が難しくなってきたら、老人ホームへの入居を検討する方も多いはずです。
そして、特別養護老人ホームや有料老人ホームなどへの入居が決まったら、入居に向けて様々な準備をしなければいけません。
今回は、老人ホームへ入居する時に必要な物をご紹介しましょう。

■老人ホーム入居時に必ず持参する物

多くの老人ホームでは、入居時に必要な物が決まっています。
まず必要になる物は、
・健康保険証や介護保険者証、
・老人保健受給者証です。

その他にも、
・捺印した施設の利用同意書、
・銀行などの支店や口座番号が分かる書類、
・銀行印、
・記入済みの緊急連絡先票、
・服薬している薬
も入居時に持参する必要があります。

また、それまで他の施設を利用していた場合は、
・診療情報提供書や
・看護サマリーも持参する
ケースがほとんどです。

入居時には様々な手続きが必要になるため
このように多くの書類が必要になりますが、
入居時に必要な情報が記載されているので、用意しておきましょう。

■忘れがちな物は?

老人ホームでは、歯ブラシや歯磨き粉などを
用意していないことがほとんどなので、
入居時に自分用を持参しなければいけません。

歯ブラシやヒゲ剃りなど洗面用具は
入居が決まった時点で用意しておくと良いでしょう。

もしも、利用する予定の方の自歯や義歯がない場合でも
口腔ケアを行うため、スポンジブラシを用意
しておくことをおすすめします。

分からない場合は老人ホームのスタッフに
確認すれば教えてくれます。
また老人ホームでは、各部屋にティッシュペーパーが
置かれていなかったり、
居室のトイレにトイレットペーパーが
用意されていないケースが多いです。

そのような場合は、入居時に持参しなければいけない
ので事前に確認しておくと良いでしょう。

■あると便利な物は?

老人ホームによっては、リハビリを兼ねて
自分で食事をする場合があります。

そのような時に、食器用の滑り止めマットがあると
自力摂取しやすくなるため、
取り組む場合は用意しておくと良いでしょう。

また、水分を自分で取りやすいように
ストロー付きのコップなどを用意する方もいます。
こぼすリスクも大幅に軽減するため、
水分摂取に不安がある場合は用意しておくと良いでしょう。

老人ホーム入居時に必要となるものは、
施設の形態によっても異なります。

また、同じような形態の老人ホームであっても、
必要な物は変わってくるため、入居前に
何が必要なのかをケアマネジャーなどに確認しておきましょう。

滋賀県・京都府で老人ホームをお探しの方はお気軽にお問合せください。

老人ホームの数はどうなっていく

起業後数年で企業が倒産してしまい、長期的に存続できる企業は少ないです。
それは、福祉施設や介護施設などの経営に関しても同様のことが言えます。
老人ホームなどの福祉・介護事業の倒産は2016年に91件という過去最多の数値が出ています。
今後も倒産してしまう老人ホームが増えてくると考えられていますが、このような事態に陥った時、入居者はどうなってしまうのでしょうか。
ここでは、介護施設の企業が倒産してしまう背景と入居者の状況について解説していきます。

■なぜ倒産する老人ホームが増えてきているのか

2000年の介護保険制度が開始されたことをきっかけに、今後高齢者の人数が増えこれからは介護事業で利益が得られる時代という考え方が多くなってきました。
介護とは無縁の不動産事業や地主なども介護事業に参入することが多くなったのですが、知識や経験が不足しているケースも多く、介護事業にとって一番重要な優秀な人材が集まらないという状態に陥ってしまったようです。
そういった老人ホームには、ケアマネジャーも入居を勧められないので、入居率の低下やスタッフの削減などによって経営が悪化してしまうことになります。
さらに、2006年には改正介護保険法が施行されたことで介護事業に大きな打撃を与えてしまうことになりました。
介護報酬が引き下げられて利益率が低下し倒産してしまう老人ホームが増えたことも原因の一つと言えるでしょう。

■老人ホームは倒産したら入居者はどうなる?

事業譲渡が行われていれば、ほとんどの老人ホームでは入居者はそのままそこで生活することができます。
しかし、老人ホームの施設を引き継ぐ企業があらわれなかった場合は、老人ホーム自体が閉鎖されてしまうことになるので、入居者は間違いなく退去を余議なくされてしまうでしょう。
倒産した老人ホーム側が新しい入居先を紹介してくれる可能性もありますが、紹介先の老人ホームが遠方な地域だったり、異なる事業形態になってしまうといった不安要素が残ってしまいます。
これまで無料で利用できたサービスが有料になってしまったり、サービス自体がなくなってしまうことも考えられるので、入居者の負担は少なからず発生してしまうでしょう。

入居先の施設が倒産してしまうと思わぬトラブルに巻き込まれてしまうかもしれません。
老人ホーム選びをする際は、開設年月日や職員数、介護の質など安定した経営が維持できている施設を選ぶようにしましょう。

健康型有料老人ホームの特徴と費用について

最近の介護施設では、介護付き有料老人ホームや
住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅など、
様々な種類の老人ホームが存在しています。

今回は、健康型有料老人ホームについてご紹介していきましょう。
施設の特徴や費用などを詳しく紹介していくので、施設選びの参考にしてみてください。

■健康型有料老人ホームの特徴は?

健康型有料老人ホームは、介護の必要がなく自立した
生活を送ることができる高齢者のための施設です。

家事が億劫だったり、万が一の時1人では心配
などと考える高齢者のための
サービスアパートメントと言っても良いでしょう。

施設の中には露天風呂やトレーニングルームなど、
高齢者がシニアライフを楽しむための設備が
充実しているところもあります。

当然、食事などのサービスも提供されますが
もしも介護が必要になった場合は、
退去しなければなりません。

ですから一般的な老人ホームというよりも、
あくまで健康な高齢者のための住まい
ととらえてもらって良いでしょう。

日本では高齢化が進み、要介護者がますます増えていく
傾向にあるため、このような介護施設は
あまりフィットするスタイルではないかもしれません。

全国でも健康型有料老人ホームがある施設は
非常に少ないので入居を希望する場合は、
形態にこだわらずに高齢者向けの分譲マンションや
シルバーマンションと併せて検討してみると良いでしょう。

■健康型有料老人ホームの費用について

健康型有料老人ホームは、基本的に元気で
身のまわりのことを自分でできる高齢者が住むための場所です。

元気なうちからの入居契約の場合は
利用年数が長く見込まれるので、
敷地面積や共用設備などの入居一時金は0円~数千万円と
高額になる可能性もありますが、
月額費用は介護付き有料老人ホームに比べると
10~30万円と低めに設定してあるところが多いようです。

月額費用の内訳は、
家賃、管理運営費、光熱費、食費、
医療費や理美容代などの生活費などが含まれています。

入居中介護が必要になった場合は
退去となることが多いので、
賠償金や賠償期間などを入居前に確認しておくようにしましょう。

健康型有料老人ホームは、自立して
生活できる人向きの介護施設ですが、
中には要支援者でも入居可能なところや、
介護付き有料老人ホームに移動できる施設もあります。

施設へ申込手続きをした際面談が行われ、
入居希望者の健康状態や資産・収入など総合的な判断を行います。
それによって入居の可否が決定するので、
希望する場合は各施設に問い合わせてみてください。

滋賀県・京都府で老人ホームをお探しの方はお気軽にお問合せください。

老人ホームで働くスタッフの質は均等なのか

老人ホームへの入居を検討している場合、
気になることと言えばスタッフの質ではないでしょうか?
老人ホームで働いているスタッフは1人ではなく
数多く存在します。

誰か1人でも質の悪いスタッフがいれば
入居を続けていくことに不安を覚えてしまうので、
スタッフの質が均等であるかを
見極める必要があるでしょう。

■老人ホームで働くスタッフの質について

老人ホームで働いているスタッフの質は
残念ながら均等ではないでしょう。

その理由としては、第一にスタッフの
キャリアの違いが挙げられます。

やはり何年も介護スタッフとして
施設で働いているのであれば、
その分知識や技術も豊富となっているので
安心して介護を任せることができますが、
まだ働き始めたばかりの新人スタッフ
であれば失敗も多くなってしまうでしょう。

また、老人ホームで働いている人数も
質に影響をもたらすことが考えられます。

スタッフの数が少ないのであれば、
その分働く日数や時間も多くなり
休む時間が少なくなってしまうことも考えられます。

そうすると、1つの仕事が雑になって
しまうことも考えられるので
サービスの質が低下してしまう可能性もあるのです。

そのため、気になる老人ホームを見学する場合には
働いているスタッフの人数についても
しっかりと確認すると良いでしょう。

■スタッフの質を見極める方法とは?

老人ホームに入居する前には、
自分に合っているか確認するためにも
見学や体験入居を行うでしょうが、
その際に確認しておくと良いポイントをご紹介していきます。

・スキル
スタッフの質に関してはスキルを持っている
スタッフがどれくらい在籍しているかで確認できます。
介護福祉士や看護師などの資格を
持っているスタッフの数を調べて、
的確にサポートをしてもらえるか確認します。

・マナー
スタッフの質はスキルだけではありません。
マナーのないスタッフであれば
入居者だけではなく入居者の家族や知人に
不快な思いをさせてしまう可能性もあります。

服装や身だしなみがしっかりとしているか、
正しい言葉使いや挨拶はあるかなど、
基本的な事もしっかりと確認しましょう。

・経験年数
働いているスタッフの経験年数も大事なポイントです。
長く働いているスタッフが多ければ多いほど
良いと思っている人も多いでしょうが、
経験が豊富なスタッフと経験が浅いスタッフが
バランス良く配置されている老人ホームの方が
良いと言われています。

経験が豊富なスタッフが多ければ
安心できるでしょうが、そのスタッフが高齢に
なった際には一気に退職してしまう危険もあります。

経験が浅いスタッフでも経験豊富なスタッフに
教育してもらうことで、知識や技術を磨くことが
できるので、いずれは安心してケアを任せられる
スタッフへと成長することができるのです。

老人ホームで働いているスタッフの質は
均等ではありませんが、施設の見学や
体験入居の際に質を確認することは可能です。

上記のポイントを参考に質の良いスタッフが
揃っているか確認し、
自分に合った老人ホームを見つけていきましょう。

滋賀県・京都府で老人ホームをお探しの方はお気軽にお問合せください。

老人ホーム1施設のスタッフの人数

老人ホームでのサービスは施設によって様々ですが、老人ホームによっては介護体制や人員にも基準が設けてあります。
入居者に対してスタッフが少ないのでは?と感じることもあるかもしれませんが、老人ホームによって人員にも定められた基準があるので、入居する前にあらかじめ確認しておくと良いでしょう。

■介護付き有料老人ホームのスタッフ体制

原則65歳以上の介護が必要な高齢者が入居基準となっている介護付き有料老人ホームには様々なサービスやサポートを行うスタッフが働いています。
ホーム長のほか、栄養士・介護スタッフ・機能訓練指導員・生活相談員・ケアマネジャー・看護職員などで構成され、人員基準が定められているので確認していきましょう。

【介護スタッフ】
・入居者3人に対して1人以上配置

【ケアマネジャー】
・1施設1人以上配置

【生活相談員】
・入居者100人に対して1人以上配置

【ホーム長】
・1施設1人配置

【栄養士】
・1施設1人以上配置

【機能訓練指導員】
・1施設1人以上

【看護職員】
・1施設1人以上配置し、要介護者数に応じて増員され入居者が30人までであれば1人、30~80人までであれば2人配置

また、このほかに医師を含めた協力医療機関も必要です。

■グループホームのスタッフ体制

認知症の高齢者が入居対象のグループホームは65歳以上、要支援2または要介護1以上の認知症患者が入居条件として定められています。
介護付き有料老人ホームのようにスタッフの人員基準も設けられているので確認していきましょう。

【介護スタッフ】
・利用者3人に対して1人配置
そのうち1人以上は常勤として配置し、夜間や深夜間は人数関係なく常時1人以上配置します。

【計画作成担当者】
・共同生活住宅ごとに配置
そのうち1人以上は介護支援専門員である必要があります。

【管理者】
・共同生活住居ごとに常勤管理者を配置

【代表者】
・介護事業経営経験者または介護業務経験者であり、厚生労働省指定の研修受講者を1施設に1人配置

以上のように老人ホームの種類によってスタッフの人数には違いがあります。

上記の基準よりも少ない人数で運営されているのであれば、事業所の指定取り消しや新規利用者の受け入れ停止、サービスの停止などの厳しい処分を受けることとなります。

老人ホームが正しく運営されているのかスタッフの人数を見ることで確認ができるので、安心して利用するためにも親族や自分が老人ホームへの入居を考えているのであれば、あらかじめ確認しておくと良いでしょう。

滋賀県・京都府で老人ホームをお探しの方はお気軽にお問合せください。

老人ホームによってサービスの質の違いは大きくなったりするのか!?

たくさんの老人ホームがありますが、施設によってサービス内容が違います。
そのため、施設によってサービスの質に大きな違いが出てくるのではないかと、気になる方も少なくないでしょう。
介護施設ごとのサービスの質についてご紹介します。

■老人ホームの種類によってサービスの内容が違う

一口に老人ホームと言っても、特養、有料老人ホーム、老健、介護医療院、ケアハウス、サ高住、グループホームなど様々な種類があります。

種類によって料金や入居条件に違いがありますし、介護内容も様々です。
基本的に生活支援や食事支援などは介護サービスとして行われますが、医療ケアに関しては施設によって対応している内容が異なります。

例えば、特養なら要介護度3以上と比較的重度の高齢者が入居できますが、医療ケアに関しては不足な面もあり、同じ公的機関なら老健や介護医療院の方が整っています。
有料老人ホームも看護師や医師の常勤や医療機関との提携が多いので、特養に比べると手厚い医療ケアに期待できます。

ただし、健康型だと介護が必要になると退去を求められるので注意しましょう。
サ高住は外部から介護サービスを提供する形となるので、医療ケアは提供されません。
グループホームは認知症でも自立を促している施設であるため、医療の負担が大きくなると退去を求められることが多いです。

■同じ種類の施設でも違いはある

同じ種類の老人ホームであっても、施設ごとにサービス内容や質にやや違いは生じるでしょう。
特に有料老人ホームは施設によって料金の幅が大きく、高級老人ホームと呼ばれる高額の施設の方がサービスや施設が充実している傾向があります。

レクリエーションに関しては有料老人ホームの方がバラエティ豊かな傾向がありますが、これも施設ごとにプログラムが異なります。

施設を選ぶ時はホームページやパンフレットを見ると思いますが、そのような資料だけではサービスの質に大きな違いがあるのか見極めるのは難しいです。
なので、気になる施設が見つかったら、問い合わせてリハビリやレクリエーション、入浴など入居者が気になる点を確認してください。

そして、いいなと思ったらより詳しく知るために、見学や体験入居がおすすめです。

老人ホームは種類によってサービス内容が異なるため、その分サービスの質にも違いが出てくるでしょう。

また、同じ種類でも施設が違えばサービスの質にも少し差が生じます。

安心して楽しく暮らせる入居先を選ぶためにも、サービスに関しては施設ごとにしっかり確認してください。

老人ホームはどんな種類があるのか?

老人ホームへの入居を検討されている方もいらっしゃるかと思いますが、一口に老人ホームと言っても様々な種類があることをご存知でしょうか?
それぞれの老人ホームごとに特徴も異なっているので、どんな種類があるのか確認しておきましょう。
今回はそんな老人ホームの種類についてご紹介していきます。

■民間型の老人ホーム

老人ホームには企業が運営している民間型の施設と、国や自治体、社会福祉法人などが運営している公的型施設の2種類に大きく分類されます。
まずは民間型から見ていきましょう。

・介護付き有料老人ホーム
スタッフが24時間常駐しており、要介護度が低い方から比較的重度の方まで入居することができる施設です。
介護付き有料老人ホームだけでも様々な種類があり、安価で入居しやすいところもあれば、高額で快適なサービスが充実している施設もあります。

・住宅型有料老人ホーム
住宅型は比較的自立している方や要支援程度までの方を受け入れることが多い施設です。
ただ、中には要介護度が高い場合でも受け入れてくれるとこおはあります。
日常生活の支援は行ってくれるものの、介護サービスを利用する時は訪問介護や通所介護などを依頼しなくてはなりません。

・グループホーム
認知症高齢者を対象としている介護施設で、高齢者の自立を促すために作られました。
グループホームでは家事などを全てスタッフが行うのではなく、入居している人と分担して行うようにしています。
仕事をすることによって自立を促しているのです。
また、介護ケアやリハビリなども受けることができます。

■公的な老人ホーム

公的な老人ホームは下記の種類などが挙げられます。

・特別養護老人ホーム
要介護度3~5の方を中心に受け入れている介護施設です。
生活支援から介護サービスなど、様々なサービスを受けられて、しかも入居費用が比較的安価であることから人気の高い施設となっています。
人気であることから施設に入居するまでに順番待ちとなってしまい、入居できるのが数年後になってしまう可能性もあります。

・介護老人保健施設
要介護度1~5までの方が入居可能で、認知症患者についても受け入れを行っています。
リハビリを兼ねて、退院後すぐに在宅生活へ戻れないという方のための施設となっているため、基本的には数ヶ月程度の入居となるので注意が必要です。

・ケアハウス
要介護度3程度までで60歳以上の高齢者が対象となる介護施設です。
自立した人を中心に受け入れている一般型と、介護サービスも利用できる介護型の2つに分かれます。
自治体からの援助もあるため、毎月の利用料は比較的安めに設定されているのが魅力です。

老人ホームには上記で紹介した以外にも様々な種類があります。
自身に合う老人ホームを選ぶ時は、まず施設ごとの特徴をチェックしてみると良いでしょう。

PAGE TOP